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壁塗りワークショップ


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具体的にどう運営するかは決めないまま、空き家を借り、畳を上げ、掃除をしてみました。

地域の方や友人たちや、友人の知り合いなど、いろんな方に物件を見てもらい、意見を聞いてみました。

「古すぎる」という意見や、「かなりお金がかかるよ」とも言われました。それはもちろん本当のことだし、質問に答えてくれているだけで当然の回答だと思います。

「やっぱりそうですよねー。」と言いながら、誰か「いいね!」と言ってくれる方に出会いたいと思っていました。

友人を通じて出会った住宅関係の方が「いいね!」「面白いね!」「こういうのはどう?」と、とても前向きなことを話してくれました。とてもうれしく、一歩踏み出してみたいと思うきっかけになりました。

その方の紹介で塗装の会社の方に物件を見てもらい、壁塗りの方法、材料、ざっくりの分量も教えてもらうことができました。

ネットでも調べてはいましたが、この建物にとってどの作業が正解なのかどうか、素人では判断できないので、本業の方に見てもらえたのはとても助かりました。そしてその方からもとても前向きなことを言っていただけました。

いいね!という言葉はとても力になりますね。

いろいろな方に相談に乗ってもらいながら、仲間を募り、照明もトイレもない中、椅子だけを置いて「空き家活用座談会」を行いました。

岩手県立大学の共同研究として、大学生が来てくれました。

そうじ、マスキングテープ貼り、下地塗りと、とても時間がかかる作業をお願いしたので、建物の半分で終了する予定でした。でも時間を過ぎてまで作業してくれて、なんと一日で全部終わることができました。

そして一か月後に再度来てくれて、塗料を塗ってもらいました。ぐんと作業が進みます。

この時は空き家活用について、いろいろな意見も出してもらいました。

また別の日、二度塗りは子どもたちにもやってもらいました。お母さんも手伝ってくれましたよ。

いろいろな人にかかわってもらって、まだ何になるか決まらない空き家活用が進んでいきます。

壁を白く塗ると、グンと明るく広い空間に感じました。なんだか建物が喜んでいる気がする!

誰かがこの場所を活用してくれないかな。楽しい場所になるといいな。

この時もまだ「あの空き家」と呼んでいました。

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